投稿日:2026.11.06 最終更新日:2026.11.06
北道路でも明るい間取り5選|全部の部屋を明るくするか、LDKを優先するか
「気になる土地が見つかったけれど、北道路だから日当たりが悪そう……」と、土地探しの段階で不安を感じる方も多いと思います。
たしかに何も考えずに建てると暗くなりがちですが、間取りの工夫しだいで、リビングにも個室にも十分な光を取り込めます。
むしろ、南道路にはない「庭やリビングのプライバシーを守りやすい」という良さもあります。
とはいえ、言葉だけで「明るくなる」と聞いても、実際の間取りを見ないとピンときませんよね。
明るさを決めるのは、光をどこに集めるかです。
そこでこの記事では、サンワ開発の間取りの中から、全部の部屋を南向きに並べるプラン3つと、LDKに光を集めるプラン2つをご紹介します。
まずは北道路でも明るい家をつくるポイントと暗くなりやすい場所を押さえたうえで、5つの間取りを見比べてみましょう。
- 北道路の家が暗くならない理由と、暗くなりやすい場所
- 北道路で明るくする2つの方法
- 5つの間取りの違い
- 希望から近いプランを見つける手がかり
- 見学や打ち合わせで確かめたいこと
目次
北道路でも明るい間取りにする3つのポイント
「北道路の家は暗いのでは?」と心配される方もいますが、明るさを左右するのは、建物の置き方と部屋や窓の向きです。
ただし、明るさには道路の方角だけでなく、南側の隣家との距離や高さも関わってきます。これについては後半で詳しく解説します。
まずは、北道路で明るい間取りを考えるときに押さえておきたい3つのポイントを見ていきましょう。
建物を北に寄せて、南に庭を取る
北道路の土地では、道路が敷地の北側に面しています。
そこで建物を道路のある北側に寄せて配置すると、敷地の南側にまとまった広さの庭を取ることができます。
南側に庭という余白があれば、1階のLDKや居室の窓から光をたっぷり取り込めます。
南側のお隣の家との間にも距離を取りやすくなり、建物の影に入りにくくなるので、日中の明るさを確保しやすいのがメリットです。

もう1つの良さは、外からの視線を気にしにくいことです。
南道路の家は、リビングや庭が道路に面するため、通る人や車からの視線が気になりがちです。
北道路なら南の庭が道路の反対側にあるので、家族だけの落ち着いた庭やリビングをつくりやすくなります。
ただし、南の庭を広く取ろうと建物を北へ寄せすぎると、玄関まわりや駐車スペースが狭くなり、日々の車の出し入れがしにくくなってしまう場合があります。
普段停める車の台数や停めやすさとのバランスを見ながら、敷地全体の配置を決めていくことが大切です。
光の入れ方は、部屋を南に並べるか、LDKに集めるか
建物の中に光を取り込む方法は、サンワ開発のプランでも大きく2つに分かれます。
1つ目は「部屋を南に並べる方法」です。
1階のLDKに加え、2階の寝室や子ども部屋も含めて主な居室を南側に配置します。
家中のどこにいても日差しが届きやすく、冬場も光を取り入れやすくなります。今回のプランのうち3つがこのタイプに当てはまります。
2つ目は「LDKの窓を大きく・多く取る方法」です。
家族が長い時間を過ごすLDKを中心に、南面に大きな窓を並べたり三面に窓を配したりして、光をふんだんに呼び込みます。今回のプランのうち2つがこちらに当たります。

家族の暮らしやすさに合わせて、取り入れやすい方法を比べてみてください。
北側の玄関と水回りは、窓と照明で明るくする
部屋やLDKを南側に集めると、北側に回りやすいのが「玄関・洗面所・階段・廊下」です。
日差しが届きにくい場所で、今回の5つのプランのうち4つも玄関が北側にあります。
こうした北側の空間も、窓の位置や照明を工夫すれば気持ちのよい明るさに整えられます。
玄関は、採光付きの玄関ドアや、扉の横・上にガラスが入った枠を選ぶと、外の光が玄関ホールに入ります。型ガラスなら、昼間に外から中が見える心配も少なくなります。
洗面所や階段には、外からの視線を遮りながら光を採れる高窓が向いています。明るい隣の部屋との間の壁に室内窓をつけて、光を分けてもらう方法もあります。
それでも暗さが残る玄関や廊下は、人感センサー付きの照明にしておくと、買い物帰りで両手がふさがっていても自動で明かりがつきます。
間取り図を見るときは、リビングの日当たりとあわせて「北側に集まる場所の窓や照明の工夫」も確認しておくと安心です。
全部の部屋を明るくしたいときの3つの間取り

「リビングも2階の寝室や子ども部屋も、全部明るい部屋にしたい!」という方におすすめの3プランです。
どのプランもLDKと2階の個室がすべて南向きに並んでいます。
見比べるときは、次の2点に注目してみてください。
- 1階の和室・畳コーナーが、独立した個室か、LDKと一体か
- LDKが20帖か、25帖の大空間か
全居室南向き、独立和室のある北玄関プラン|南面に大きな窓
こんな家族向け:全部の部屋を明るくしたうえで、将来は1階だけで暮らせる部屋も用意しておきたいご家庭。
各部屋とも6帖以上ある、ゆとりのあるプランです。
家族が集まる20帖のLDKには南面に大きな窓があり、ゆったりとした広がりを感じられる空間になっています。
ポイントになるのが、玄関ホールから直接入れる「6帖の独立洋和室」です。
LDKを通らずに入れるので、客間としてはもちろん、お子さんが小さいうちのお昼寝スペースや、ご両親が泊まりに来たときの寝室としても使えます。
将来足腰が弱くなったときには「1階だけで暮らしが完結する寝室」としても使えるので、生活スタイルの変化にも柔軟に対応できます。
収納面も頼もしく、キッチン横のパントリーに加え、2階にはウォークインクローゼットを2か所配置。
主寝室の一角にはリモートワークや家計簿づけに使える専用ワークスペースも備わっています。
暮らしに合わせた変更例:独立した和室をより普段使いしやすくしたい場合は、和室の東側の壁を「2本片引き戸」に変更して、リビングと一体で使える続き間にカスタムするのもおすすめです。
- 価格目安:2,090万円〜(税込目安)
- 延床面積:38坪(推定)/間取り:4LDK+S/LDK:20帖
- 1階:玄関1.5帖、LDK20帖、洋和室6帖(独立)、洗面脱衣3帖、パントリー
- 2階:洋室×2、主寝室(ワークスペース付き)、ウォークインクローゼット×2
勾配天井寝室・全居室南向きの北玄関プラン|天井の高いL字の20帖LDK
こんな家族向け:明るさに加えて、天井の高い開放的なLDKと上品な内装にもこだわりたいご家庭。
空間の開放感とデザイン性にこだわったプランです。
南面の大きな窓から光が心地よく差し込みます。
LDKは、空間に広がりを持たせた「L字型の20帖」です。
天井が高く設計されているうえ、天井には梁を見せる「化粧梁」がダイニングまで伸びており、木目を活かした落ち着いた雰囲気を感じられます。
さらに2階の主寝室も、屋根の傾きに沿って天井を斜めに高くした「勾配天井」になっており、実際の坪数以上の広がりを感じられるのが魅力です。
玄関横にはベビーカーや外遊びグッズをそのまましまえる土間収納があり、洗面脱衣室には雨の日でも安心な室内物干し設備を完備。
日々の家事の手間も減らせます。
暮らしに合わせた変更例:1階の6帖和室をLDKと仕切って「独立和室」に改修し、将来の寝室として使いやすくする変更案があります。
また、キッチンを手元が隠れる造作キッチンに変更して、すっきり見せるカスタム案もあります。
- 価格目安:2,090万円〜(税込目安)
- 延床面積:38坪(推定)/間取り:4LDK/LDK:20帖(L字型)
- 1階:玄関1.5帖(土間収納付き)、LDK20帖、洋和室6帖、洗面脱衣3帖(室内物干し付き)、ウォークインクローゼット
- 2階:洋室×2、主寝室(勾配天井)、ウォークインクローゼット
25帖の大空間LDK!全室南向きプラン|北向きの土地向け
こんな家族向け:家族が集まるLDKを、とにかく広く明るく取りたいご家庭。
このプランは北玄関ではありませんが、北向きの土地に合わせて設計された間取りです。
南面に設けた大きな窓から、日中の光が室内に入ります。
このプランの強みは、今回の5プランの中で最も広い「25帖の大空間LDK」です。
リビング・ダイニングに加えて3帖の畳コーナーが隣接しており、お子さんがおもちゃを広げて遊んだり、大人が横になってくつろいだりするのにぴったりです。
主寝室には3帖の大型ウォークインクローゼットを備えており、家族の衣類や季節の荷物もたっぷり収まります。
暮らしに合わせた変更例:3帖の畳コーナーを「ランドリースペース」に変更して洗濯動線をまとめたり、収納の一部をカウンターに変えて勉強や仕事用の作業スペースにアレンジしたりすることも可能です。
- 価格目安:2,050万円〜(税込目安)
- 延床面積:37坪(推定)/間取り:3LDK+SS/LDK:25帖
- 1階:玄関1.5帖、LDK25帖、畳コーナー3帖、洗面脱衣3帖、パントリー
- 2階:洋室6帖×2、寝室9帖、ウォークインクローゼット3帖
LDKを特に明るくしたいときの2つの間取り
「すべての部屋を南向きにするよりも、家族がいちばん長く過ごすLDKの明るさを優先したい」という方におすすめの2プランです。
どちらも北玄関の設計を活かし、南面に大きな窓を並べたり三面に窓を配したりして、LDKに光をたっぷり取り込んでいます。
この2つで迷ったら、「家事や普段の動きやすさ」を重視するか、「部屋全体の広さや敷地のゆとり」を重視するかで見比べてみてください。
回遊動線が魅力の北玄関プラン|南面に大きな窓を並べた20帖LDK
こんな家族向け:明るいLDKに加えて、家事や帰宅後の動きをスムーズにしたいご家庭。
南面に大きな窓を並べた、明るく心地よい20帖の広々LDKが主役の間取りです。
また、室内を行き止まりなくぐるりと一周できる「回遊動線」を採用しています。
1階の中央にある階段をぐるっと囲むように、玄関ホール・LDK・洗面脱衣室がつながっています。
玄関からキッチンや洗面脱衣室へスムーズに移動できるため、帰宅後の片付けや手洗いも快適です。
玄関横の土間収納や、天気を気にせず干せる室内物干し設備、寝室のPCコーナーなど、子育て世帯に向けた工夫も整っています。
暮らしに合わせた変更例:2階の書斎を「ランドリールーム」に変更して、洗濯物を洗う・干す・しまう動線をさらに効率化するカスタム案などがあります。
- 価格目安:2,280万円〜(税込目安)
- 延床面積:38坪(推定)/間取り:4LDK/LDK:20帖
- 1階:玄関ホール、LDK20帖、洋室6帖、洗面脱衣3帖、土間収納、室内物干し設備
- 2階:洋室×2、主寝室(寝室PCコーナー付き)、ウォークインクローゼット
敷地も建物広々使える北玄関プラン|三面に窓がある21帖LDK
こんな家族向け:部屋の広さと、車を停めるスペースの両方を確保したいご家庭。
テーマは「広く、広く。」。
どこにいてもゆとりを感じられるよう、広さを大切にしたプランです。
LDKは21帖の広さがあり、「三面」に窓を配しているのが特徴で、朝から夕方まで光が入りやすい配置です。
室内には、家族が自然と顔を合わせられる人気の「リビング階段」を採用。
子どもが学校から帰ってきたときも、リビングを通って2階へ上がるため、親子で顔を合わせる機会が自然と増えます。
さらに、建物の配置を工夫することで、室内とあわせて「敷地と駐車スペース」の広さも確保できるように設計されています。
暮らしに合わせた変更例:2階の個室の仕切りをなくして「1つの大きな広間」として使う変更案や、2階のフリースペースにカウンターを造作して趣味のスペースにする案があります。
- 価格目安:2,200万円〜(税込目安)
- 延床面積:37坪(推定)/間取り:4LDK+S/LDK:21帖
- 1階:玄関、LDK21帖(三面採光・リビング階段)、洋和室6帖、洗面脱衣3帖、土間収納
- 2階:洋室×2、主寝室、フリースペース
こんな希望があるなら、近いのはこのプラン

ご紹介した5つのプランは、明るさの取り方に加えて「部屋の使い方」「LDKの開放感」「家事動線」「敷地の使い方」にも違いがあります。
希望に合わせて気になる間取りをチェックしてみてください。
| こんな希望があるなら | 近い間取り | 理由 |
|---|---|---|
| 将来は1階だけで暮らせる部屋も欲しい | 全居室南向き、独立和室のある北玄関プラン | 南面に大きな窓。1階に独立洋和室6帖 |
| LDKに開放感と、上品な仕上がりが欲しい | 勾配天井寝室・全居室南向きの北玄関プラン | 天井の高いL字の20帖LDK |
| とにかく広いLDKで家族が過ごしたい | 25帖の大空間LDK!全室南向きプラン | 5つの中でいちばん広い25帖のLDK |
| 家事や帰宅の動線をスムーズにしたい | 回遊動線が魅力の北玄関プラン | 行き止まりのない動線と、南面に大きな窓を並べたLDK |
| 部屋の広さと、駐車スペースの両方を取りたい | 敷地も建物広々使える北玄関プラン | 三面に窓がある21帖LDKと、敷地・駐車の確保 |
北道路の土地を選ぶときに確認したい3つのこと

気に入った間取りが見つかったら、実際の土地選びや現地見学で確かめておきたいポイントが3つあります。
契約の前に、図面と現地で確かめておきましょう。
南の隣の家との距離と高さを見る
北道路の家で明るさを左右するのは、主に「南側のお隣に建っている家」です。
南側に家が近すぎたり高い建物があったりすると、せっかく南に大きな窓を取っても、隣家の影に入って光が届きにくくなってしまいます。
特に注意したいのが「冬場の日当たり」です。
冬は太陽の高さが低くなるため、影が一年で最も長く伸びます。

土地を見学するときは、次の点をチェックしてみましょう。
- 南側の隣家がどの位置に建っていて、どれくらいの高さがあるか
- 南側が現在は空き地や平屋、古い家の場合、将来新しく2階建てが建つ可能性はないか
- 冬の日当たりに不安がある場合、住宅会社に「冬至の日照シミュレーション」を出してもらえるか
なお、「住宅地なら日影規制という法律で守られているのでは?」と思われるかもしれませんが、岐阜市の基準などを例にとっても、軒の高さが7m以下の一般的な木造2階建て住宅は日影規制の対象外になることが多く、法律だけで十分な日当たりが保証されるわけではありません。
現地で実際の距離感を確かめておきましょう。
土地の幅に、同じ間取りが入るかを確かめる
部屋を南向きに並べたり、南面に大きな窓を広げたりするには、それに見合う、道路に面した土地の幅が必要です。
今回ご紹介したサンワ開発の5つのプランも、それぞれ一定の土地の幅を想定して設計されています。
もし検討している土地が細長い形状だと、同じ間取りをそのまま配置できないことがあります。
「自分たちが検討している土地の幅で、希望の間取りがすんなり納まるか」は、早い段階で担当者に確認してもらいましょう。
南隣の家が近くて1階に光が届きにくい場合や、土地の幅の都合で部屋を並べきれないときは、「吹き抜け」や壁の高い位置に設ける「高窓」で上から光を落とす方法も役立ちます。
高窓は周囲の建物の影になりにくく、視線を遮りながら安定した光を届けられます。
ただし、吹き抜けは暖房効率や音の伝わりに配慮が要り、高窓はお手入れや開閉の工夫が必要です。
サンワ開発では、土地探しから建物の設計・建築まで一貫してお手伝いしています。
「この土地ならどんな間取りが入る?」「この間取りを建てるにはどんな土地が必要?」といった段階から、お気軽にご相談いただけます。
希望の間取りに変えられるかを聞く
企画住宅や分譲住宅を見ていると、「基本のプランは気に入ったけれど、和室の壁を引き戸にしたい」「畳コーナーをランドリースペースに変えたい」といった、ご家族ならではのこだわりが出てくるものです。
サンワ開発では、自社で仕入れた分譲地の上に、分譲でありながら一棟ずつ暮らしに合わせて企画した家を建てています。
着工前の規格住宅・建売であれば、建売価格帯のまま、間取りやデザインをご家族の希望に合わせて変更できる場合があります。
ただし、間取りを変更できる範囲や時期、追加費用が発生するかどうかは、工事の進み具合や物件ごとに違います。
気になるプランが見つかったら、「このプランは今、間取りを変更できる段階ですか?」と担当者に聞いてみてください。
まとめ:南の隣の家と土地の幅を確かめて、近い間取りから相談を始めよう
- 北道路でも、建物を北に寄せて南に庭を取れば部屋は明るくできる
- 明るくする方法は、部屋を南に並べるか、LDKの窓を南に大きく取るか
- 北側に回りやすい玄関と水回りは、窓と照明で明るくする
- 5つの間取りは、部屋の並べ方やLDKの広さ、動線の違いで選べる
- 南の隣家との距離や土地の幅、変更できるかを見学等で確かめる
「北道路は日当たりが悪そう」と不安に思われがちですが、建物を北に寄せて南側にまとまった庭を取り、部屋や窓を南向きに配置すれば、明るく心地よい家をつくることができます。
南の庭やリビングが道路から見えにくく、プライベートな時間を落ち着いて過ごせるという、北道路の良さもあります。
暗くなりやすい北側の玄関や洗面所も、採光ドアや高窓、人感センサー付き照明を上手に組み合わせれば、毎日気持ちよく使えます。
北道路の土地を検討するときは、南隣の家との距離や土地の幅を確かめながら、ご家族の理想の暮らしに近い間取りを見つけてみてください。
「気になる土地があるけれど、どんな家が建つか不安」「自分たちに合う間取りを知りたい」という方は、個別ページの間取り図を見比べたうえで、お気軽にご相談ください。
ご家族のペースに合わせて、暮らしに合う住まい方を一つひとつ確かめてみてください。











