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WICのある間取り15選|実際に建てたプランで形・場所・広さを決める

「ウォークインクローゼットを取り入れたいけれど、どのレイアウトを選べばいいのか、どこに置けばいいのか、そもそも何畳あれば足りるのか」。

企画住宅の間取りを検討していると、こうした判断に迷う場面が出てきます。

分かれ目になるのは、形(レイアウト)、置く場所、広さです。業界の目安は出発点にして、サンワ開発が公開しているWIC付きの間取り15件を手がかりに比べます。

この記事でわかること
  • WICとCL・WTCの違い
  • 形・場所・広さで間取りがどう分かれるか
  • 目的別に見た15件の特徴
  • 希望から近いプランを見つける手がかり
  • 見学や打ち合わせで確認したいこと

なお、この記事で扱うWICは主に寝室付近に置く個人用の収納です。

家族の衣類をまとめて洗濯動線に組み込むファミリークローゼット(FC)とは役割が異なるため、別記事で詳しく解説します。

目次

WIC(ウォークインクローゼット)とは?

L字型のハンガーパイプと棚が備え付けられた、整理整頓のしやすいウォークインクローゼットの内部

WIC(ウォークインクローゼット)は、人が中に立ち入れる奥行きを持つ独立した収納スペースです。

1帖程度から設置でき、衣類やバッグを1か所にまとめて管理できるため、衣替えの手間を減らせます。

似た言葉に、CL(クローゼット)やWTC(ウォークスルークローゼット)があります。

3つの違いを整理すると、次のようになります。

項目 WIC CL(クローゼット) WTC(ウォークスルークローゼット)
出入り口 1箇所 なし(引き戸・扉のみ) 2箇所(通り抜け可)
中で着替えられるか できる できない(扉の前で出し入れのみ) できる
こんな家庭に向いている 収納量重視・個人の衣類を1か所にまとめたい 省スペース・部屋数を優先したい 動線を優先し、部屋と部屋をつなぎたい

CLとの一番の違いは、着替えまでWIC内で完結できることです。

寝室に家具を置かずに広く使えるうえ、扉を閉めれば来客時にも生活感を隠せます。

WTCは部屋と部屋をつなぐ動線としても機能しますが、通り抜け用の開口部が2か所必要になる分、壁が減り間取り全体への制約は大きくなります。

出入り口が1箇所で済むWICは、その点で壁面を有効に使いやすいという利点があります。

実際、サンワ開発のプランにもWICとWTCを組み合わせた実例があります。

「元祖黄金間取り!回遊動線とたっぷり収納の家」は、1階のWICをウォークスルーに変更することもできる設計で、収納と動線の両方を確保する工夫がされています。

WICの間取りは「形・場所・広さ」で決める

WICの設計を考えるとき、レイアウト(形)・設置場所・広さの3つは別々に決めるものではありません。

間取り全体の動線とセットで、一体として考える要素です。

業界の目安はあくまで出発点にすぎず、自分の家でどんな形になるかは、実際に建てられた間取り実例で確認するのが一番確実です。

レイアウトの形は「I型・II型・L字型・コの字型」

WICのレイアウトは、主に4つの型に分けられます。

  • I型:壁一面のみを使うタイプです。1帖程度から設置でき、荷物が少なめ・省スペース重視の家庭に向いています。ただし1帖はあくまで最低ラインの目安なので、将来荷物が増えることも見越して、少し余裕を持たせておくと安心です。
  • Ⅱ型:向かい合う2面を使うタイプで、I型より収納量を確保できます。目安は1.5〜2帖程度。通路幅を削りすぎると着替えスペースとして機能しなくなるため、650mm以上、できれば700mm以上の確保を優先しましょう。
  • L型・コの字型:コーナーを活かした最大収納型です。1.5〜2帖以上が必要で、間取り全体への影響も大きいため、隣接する部屋のスペースとのバランスで判断します。

サンワ開発の自社プラン15件には、実はいずれもレイアウト型(I型・Ⅱ型・L型・コの字型)の記載がありません。

ここで紹介した内容は業界の目安として押さえておき、実際の設計は担当者に相談しながら決めていくとよいでしょう。

設置場所の候補は「寝室・洗面・玄関・リビング・廊下」

WICを置く場所として考えられるのは、次の5つです。

  • 寝室:起床から着替え、外出までの動線が1か所で完結する、最も一般的な配置です。個人用か夫婦共用かで、必要な広さやレイアウトの目安も変わってきます(後ほど詳しく紹介します)。
  • 洗面・脱衣室:入浴後の着替え動線が短くなる配置です。ただし複数人分の衣類をすべてまとめる場合は、ファミリークローゼット(FC)の領域に近づく点に注意しましょう。
  • 廊下:特定の部屋に紐付かない汎用収納です。出かける前に身支度を整えやすく、起きている時間帯が違う家族がいても睡眠を邪魔しません。一方で、シーズン物やスーツケースなど使用頻度の低い荷物向きの場所でもあるので、目的を決めずに設けるとデッドスペース化しやすい点は覚えておいてください。
  • リビング:帰宅動線上で使える配置です。急な来客時に上着や荷物をすぐ隠せます。サンワ開発の「元祖黄金間取り!回遊動線とたっぷり収納の家」に実例があります。
  • 玄関ホール:上着・靴・外出用の荷物をまとめる配置です。衣類収納というより、外出準備の収納として機能します。サンワ開発の「35坪で便利を詰め込んだ高コスパプラン」や「リビング特化の2WAY玄関住宅」に実例があります。

広さの目安は夫婦なら2〜3帖、通路幅650mm以上を確保

  • 必要な広さ:1人なら1〜1.5帖、2人(夫婦)なら2〜3帖が目安です。これは衣類中心で考えた場合の最低ラインなので、通路幅は最低650mm、着替えスペースとして使うなら700mm以上を確保しておきましょう。
  • 棚とハンガーパイプの使い分け:よく着る衣類はハンガーパイプへ、使用頻度の低いものは棚へ。パイプを上下2段に配置すれば、収納量はさらに増やせます。棚の奥行きは用途で変え、衣類用は40〜50cm、布団用は750mm以上を目安にするとよいでしょう。
  • 実際の設計例:サンワ開発の「35坪で便利を詰め込んだ高コスパプラン」の2階WICは2帖と明記されています。寝室7帖・書斎2帖と並ぶ構成で、夫婦の衣類を想定した広さの一例として参考になります。ただ、このプラン以外の14案にはWICの帖数の記載がないため、他の間取りについては断定はできません。

寝室のそばにWICを置きたいときの7つの間取り

サンワ開発のWICタグ付きプランは全15件あり、そのうち7件は寝室と同じ階だけにWICを設けた、最も標準的な配置です。

まずはこの7件から見ていきます。各プランの末尾から、実際の図面を開けます。

なお、レイアウト型や帖数は記載がないため断定していません(2帖と明記されたプランは後のセクションで紹介します)。

中庭のある暮らし+独立和室の4LDK|寝室9帖と同じ階にWIC

こんな家族向け:中庭でリフレッシュしながら、老後は1階だけで暮らせる住まいを考えているご家庭。

  • 延床:37坪(推定)
  • 間取り:4LDK+S(LDK18帖)
  • WICの位置:2階(寝室9帖と同じ階)

2階は洋室6帖×2と寝室9帖にWICを配置し、1階は独立した洋和室6帖・リビングクローゼット・中庭スペースというつくりです。

1階の収納はリビングクローゼットが担い、WICは2階にまとめて集約されています。

老後は1階だけで生活を完結できる独立和室プランとして考えられており、キッチンからの家事動線と収納量の充実もポイントです。

1階中央のリビング収納は、必要に応じて2帖のファミリークローゼットサイズまで広げることもできます。

25帖の大空間LDKプラン|寝室9帖と同じ階にWIC

こんな家族向け:LDKを広くとりたいが、収納も妥協したくないご家庭。

  • 延床:37坪(推定)
  • 間取り:3LDK+SS(LDK25帖)
  • WICの位置:2階(寝室9帖と同じ階)

1階の面積はLDKに振り、収納は畳コーナー3帖とパントリーに任せています。

2階は洋室6帖×2・寝室9帖・WICという構成で、部屋数を絞ってLDKを広くとっても、WICは2階にしっかり確保できることがわかる例です。

畳コーナーは、必要に応じてランドリースペースへ変更できます。

収納部分をカウンターにして作業スペースに変えることもできるので、洗濯や在宅ワークなど暮らし方に合わせて調整しやすい構成です。

書斎付きの実用的間取り|2階にWICと書斎3帖

こんな家族向け:在宅ワークのための書斎と、玄関周りの収納の両方を確保したいご家庭。

  • 延床:37坪(推定)
  • 間取り:4LDK+S(LDK20帖)
  • WICの位置:2階のみ

2階は洋室×2・寝室・WIC・書斎3帖という構成です。

LDKは20帖ながらゆとりのある設計で、数字以上の広さを感じられる点が特徴です。

ここで注意したいのは、1階にある玄関クローゼット(お出かけCL)とパントリーは、WICとは別の収納だという点です。

玄関収納はWICとして数えていません。

キッチンの床をクッションフロアに変更したり、リビングクローゼットをなくして洗面脱衣室を2.5帖のランドリールームに広げたりすることもできます。

中庭のある平屋プラン|寝室8帖と同じフロアにWIC

こんな家族向け:階段のない暮らしを望み、平屋で収納も充実させたいご家庭。

  • 延床:26坪(推定)
  • 間取り:2LDK+S(LDK20帖)
  • WICの位置:平屋の単一フロア(寝室8帖と同じフロア)

15件の中で唯一の平屋で、LDK20帖・寝室8帖・和室8帖に加えて、土間収納・WIC・パントリーがすべて同じフロアに並びます。

階段でWICと居室が分かれることがないため、平屋ではWICの置き場所がそのまま毎日の動線に響きます。

家事・洗濯の動線も同じフロアでまとめて完結できる構成で、寝室や和室のサイズは希望に合わせて調整できます。

リビングの天井の造りもお好みでカスタムできるので、平屋ならではのゆったりした空間づくりがしやすいプランです。

回遊動線が魅力の北玄関プラン|2階にWIC、1階は土間収納

こんな家族向け:家事の周回動線を重視し、外出用の収納は別に確保したいご家庭。

  • 延床:38坪(推定)
  • 間取り:4LDK(LDK20帖)
  • WICの位置:2階のみ

2階は洋室×2・寝室・WICで構成され、寝室にはPCコーナーも設けられています。

1階には洋室6帖と土間収納があり、こちらにWICは置かず、外出まわりの収納は土間収納が担う形です。

グルっと一周できる回遊動線が特徴で、水回りの家事動線や収納量も充実しています。

書斎をランドリールームに変更したり、外壁の色を変えたりすることもでき、家事のしやすさを重視したい家族に向いている構成です。

玄関から各部屋と繋がる家|2階WIC、趣味部屋への変更例あり

こんな家族向け:将来の暮らし方の変化に合わせて、部屋の使い方を変える余地を残したいご家庭。

  • 延床:37坪(推定)
  • 間取り:4LDK+S(LDK20帖)
  • WICの位置:2階のみ

2階は洋室×2・寝室・WIC・2階洗面台という構成です。

玄関から各部屋へ直接アクセスできる設計で、窮屈さを感じにくいゆとりある間取りです。

このプランには「2階WICをご主人の趣味部屋へ変更」というカスタマイズ例があり、WICを別の用途に振り替えられることを示す参考例になります。

図面を反転させて東玄関プランに変更することもできるので、敷地の向きに合わせた調整もしやすいプランです。

大きな和室と書斎も備えた充実プラン|2階にWICと書斎

こんな家族向け:書斎で仕事や勉強に集中したい、収納の選択肢も広げたいご家庭。

  • 延床:38坪(推定)
  • 間取り:4LDK+SS(LDK20.5帖)
  • WICの位置:2階のみ

2階は洋室×2・寝室・WIC・書斎という構成です。

1階の和室は多用途に使える設計で、洋室に変更して寝室として活用し、生活動線を見直すカスタマイズも可能です。

「2階書斎をファミリークローゼットに変更し収納力アップ」というカスタマイズ例もあり、WIC以外の収納を足す選択肢があることも分かります。

書斎で仕事や勉強に集中したい家族にも向いている構成です。

帰宅動線でもWICを使いたいときの3つの間取り

観葉植物と花瓶が飾られた玄関の壁面収納と木製ドア

続いて、1階のWICの位置が明示されている3案を紹介します。

リビング・玄関ホール・外出動線と、置き場所はそれぞれ異なります。

前の章では設置場所の候補として寝室・洗面室・廊下を挙げましたが、サンワ開発のプランにはリビングや玄関ホールという配置も実在します。

この3案は、その選択肢が実際にどう形になるかを示す代表例です。

回遊動線とたっぷり収納の家|リビングと寝室10帖の2か所にWIC

こんな家族向け:帰宅後すぐに荷物を収納し、来客対応もスムーズにしたいご家庭。

  • 延床:37坪(推定)
  • 間取り:4LDK+SS(LDK20帖)
  • WICの位置:1階(リビング)+2階(寝室10帖と同じ階)

間取り説明文には「リビングにはWICがあり、急な来客にも対応できる」と明記されており、2階には寝室10帖と同じ階にもう一つWICがあります。

帰ってそのまま洗面や浴室へ向かえる回遊動線が特徴で、1階には洋和室5.2帖と洗面脱衣3帖も備わっています。

カスタマイズ例は2つ。

「1階WICをウォークスルーにしてさらに回遊度アップ」はWICをWTCへ転換した実例、「1階WICを書斎に変更」は用途転換の実例です。

ぐるっと一周できる動線と20帖のLDK、10帖の寝室を組み合わせた、上位に位置するベース間取りです。

35坪の高コスパプラン|玄関ホールのWICと2階WIC2帖

こんな家族向け:コストを抑えつつ、玄関の収納と寝室の書斎スペースも欲しいご家庭。

  • 延床:35坪(推定)
  • 間取り:4LDK+SS(LDK19.2帖)
  • WICの位置:1階(玄関ホール)+2階(寝室7帖と同じ階・2帖)

間取り説明文には「ホールにWICがあることで上着・靴などまとめて収納ができます」とあり、2階のWICは2帖と明記されています。

実はこれが15件の中で唯一、WICの帖数がわかるプランです。

前の章で紹介した業界目安(1人1〜1.5帖)に対する、自社の実データとして参考になります。

1階には4.5帖の洋和室と洗面脱衣3帖もあり、2階は洋室5.2帖×2と寝室7帖・書斎2帖という構成です。

ご希望の多い設備を詰め込みながらも35坪でコストを抑えられる、バランスのよいプランといえます。

カスタマイズ例には「玄関ホールを縦長にしてWICを土間収納に変更」も用意されています。

リビング特化の2WAY玄関住宅|お出かけWICと2階WIC

こんな家族向け:外出前の身支度をスムーズにしたい、2WAYの玄関動線を重視するご家庭。

  • 延床:38坪(推定)
  • 間取り:4LDK+S(LDK21.5帖)
  • WICの位置:1階(お出かけWIC)+2階

間取り説明文には「お出かけ前のWIC」とあり、玄関からLDKへ、玄関から洗面脱衣室へと抜ける2WAY動線とセットで設計されています。

1階には洋和室4.5帖とPCスペースも備わっており、洋和室をLDKに変更して26帖まで広げるカスタマイズにも対応しています。

PCコーナーをリビング収納に変える選択肢もあるので、在宅ワークと収納のどちらを優先するかで調整しやすいプランです。

2階にも別のWICが用意されています。

1階と2階にWICを分けたいときの5つの間取り

最後に、1階と2階の両方にWICがある5案を紹介します。

詳しい位置は各プランのURLで図面を確認してください。

収納を1か所に集中させず、階ごとに分散させるという考え方を、実物の構成で見ていきます。

L字のLDKと独立和室の家|1階と2階にWIC、L字LDK20.9帖

こんな家族向け:玄関から直接使える和室と、広いLDKの両方を重視するご家庭。

  • 延床:36.5坪(推定)
  • 間取り:4LDK+S(LDK20.9帖)
  • WICの位置:1階+2階(寝室8帖と同じ階)

1階は洋和室4.5帖とWIC、2階は寝室8帖・WIC・畳コーナー3帖という構成です。

玄関から直接和室へ入れる設計で、来客時の客間としても使いやすい構成です。

カスタマイズ例の「寝室の畳コーナーを廊下から家族で使用できるファミクロに変更」は、WICとファミリークローゼットを併用する選択肢を示す実例です。

洋和室部分を玄関ホールと土間収納に変更したり、キッチンをダイニング横並びのアイランドキッチンにしたりするカスタマイズも選べます。

たっぷり収納の和モダンプラン|1階と2階にWIC、LDK24.5帖

こんな家族向け:広いLDKと和の雰囲気、収納の使いやすさを両立したいご家庭。

  • 延床:38坪(推定)
  • 間取り:4LDK+SS(LDK24.5帖)
  • WICの位置:1階(位置は各階構成に階の記載のみ)+2階(寝室8帖と同じ階)

2階は寝室8帖と同じ階にWICがあります。

1階のWICは、各階の部屋構成の列挙そのものには記載がないものの、間取り説明文「24.5帖の広いLDKに4.5帖の洋和室+WIC」や推しポイント「WIC×2」、カスタマイズ例「1階WICを洗面脱衣室からも出入りできるようにする」から存在を確認できます。

個数は断定せず、1階にもある旨だけお伝えします。

大型のスカイバルコニーが特徴のプランで、必要に応じて下屋に変更するカスタマイズも可能です。

全室南向きの設計で日当たりも確保しながら、収納をしっかり分散させた構成になっています。

5LDKのモダンハウス|1階と2階にWIC、LDK20帖

こんな家族向け:部屋数を増やしても、収納力を犠牲にしたくないご家庭。

  • 延床:36.8坪(推定)
  • 間取り:5LDK(LDK20帖)
  • WICの位置:1階+2階

推しポイントには「1階にも2階にもWIC」と明記されています。

部屋数を増やすと収納が後回しになりがちという課題に対して、部屋数と収納を両立させた構成です。

リビング収納とパントリーも併設されています。

北側の洋室はご主人の趣味部屋として、あらかじめカウンターや棚を造作するカスタマイズができます。

脱衣室から洗面台を独立させる変更も選べるので、女性が多い家庭では朝の身支度がスムーズになります。

収納たっぷりの4LDKプラン|1階と2階にWIC、玄関ホール収納も

こんな家族向け:土間収納や玄関ホール収納も含め、収納の選択肢を広く持ちたいご家庭。

  • 延床:38坪(推定)
  • 間取り:4LDK(LDK19.2帖)
  • WICの位置:1階+2階(列挙上は2つ、表題は「複数のWIC」)

1階は洋室5.7帖とWIC、2階は寝室とWICという構成で、推しポイントには玄関ホール収納も含まれます。

寝室は11帖とゆとりがあり、PCコーナーも設けられています。

プラン名や間取り説明文には「3つのWIC」とありますが、各階構成の列挙は2つなので、ここではWIC数を断定せず「複数のWIC」とお伝えします。

詳細は公式ページでご確認ください。

洗面と脱衣室を分けて使いやすくするカスタマイズも選べるので、家族の人数や生活時間帯に合わせて調整しやすいプランです。

カスタマイズ例には「2階納戸とWICをまとめて部屋を増やしLDKに変更」もあります。

来客時も便利な客間の4LDKプラン|1階と2階にWIC、客間4.5帖

こんな家族向け:来客対応の客間と、老後の暮らし方の両方を見据えたいご家庭。

  • 延床:38坪(推定)
  • 間取り:4LDK+S(LDK20.2帖)
  • WICの位置:1階+2階

1階は和室(客間)4.5帖・WIC・パントリー、2階は寝室・WIC・書斎という構成です。

玄関ホールから直接入れる客間は老後の寝室にも転用できる2way設計になっていて、その際は1階のWICが衣類収納として機能します。

洗面脱衣室の南側にもドアを増やし、ホールから直接出入りできるように変更することも可能です。

日当たりのいいリビングダイニングで過ごしながら、将来の暮らし方の変化にも備えられる構成です。

こんな希望があるなら、近いのはこのプラン

15件の違いを、家族の希望から探せるようにまとめました。誰が使うか、何をしまうか、どれくらい持っているかが分かると、形・場所・広さのどこを優先するかが見えてきます。

こんな希望があるなら 近い間取り 理由
寝室のそばにひとつだけ置きたい 中庭のある暮らし+独立和室の4LDK 2階の寝室9帖と同じ階にWIC
平屋で暮らしたい 中庭のある平屋プラン 15件で唯一の平屋。寝室と同じフロアにWIC
帰宅してすぐ上着や荷物を置きたい 回遊動線とたっぷり収納の家 リビングのWICと、2階寝室側のWIC
WICの広さを数字で確かめたい 35坪の高コスパプラン 15件で唯一、2階WICが2帖と明記されている
WICをウォークスルーにしたい 回遊動線とたっぷり収納の家 1階WICをウォークスルーにする変更例がある
1階と2階の両方に収納を分けたい L字のLDKと独立和室の家 1階と2階の両方にWIC
客間や和室と一緒に考えたい 来客時も便利な客間の4LDKプラン 玄関から直接入れる客間と、1階・2階のWIC
部屋数を優先したい 5LDKのモダンハウス 5LDK。1階と2階にWIC
LDKの広さを優先したい 25帖の大空間LDKプラン 25帖のLDK。WICは2階
WICを別の用途に変える余地も残したい 玄関から各部屋と繋がる家 2階WICをご主人の趣味部屋へ変える変更例がある

複数の項目に当てはまるなら、家族にとって譲れない条件がどれかを話すと、近いプランが見つかりやすくなります。

気になるプランが見つかったら、個別の間取り図を開き、今の暮らしと重ねて見比べてみてください。

WICで後悔しないために、設計前に確認しておくこと


スマートフォンを確認しながら、ノートPCと資料を使ってオフィスデスクで作業する様子

WICを検討するときに、事前に知っておきたい注意点を4つ紹介します。

寝室や他の部屋との「広さのバランス」

WICに広い面積を割くほど、隣接する寝室・廊下・他の居室は圧迫されます。

1人1〜1.5帖、2人2〜3帖という目安は、あくまで衣類中心で考えた最低ラインです。

それ以上広くすることもできますが、その分は間取り全体のバランスで判断する必要があります。

今の暮らしだけでなく、将来の荷物量の変化まで含めて考えておくと、あとから「広くしすぎた」「狭すぎた」と後悔しにくくなります。

対策としては、他の部屋の広さを先に決めて、WICの広さはそこから逆算する、という計画の順序を意識しておくとよいでしょう。

着替えに必要な「通路幅と棚の奥行き」

棚やパイプを詰め込むほど収納量は増えますが、通路幅が650mmを下回ると着替えスペースとして機能しなくなります。

図面上は十分な帖数があるように見えても、通路を削って棚を詰め込んだ結果、「収納はできるが着替えられないWIC」になってしまうことは少なくありません。

奥行き方向に詰め込みすぎるのも要注意で、手前しか使わず奥がデッドスペース化してしまうことがあります。

収納力を優先するあまり通路を削ってしまうと、日々の着替えそのものがストレスになりかねません。

特に扉を閉めて中で着替える使い方をするなら、通路幅は妥協しにくいポイントです。

通路幅は最低650mm、できれば700mm以上を確保し、棚の奥行きは使用頻度別に配置を分ける。

この2つを意識するだけで、多くの失敗は防げます。

毎日無理なく通れる「生活動線と換気設備」

WICを設けても、生活動線から外れた場所に配置すると使われなくなってしまいます。

寝室直結であっても、起床から着替えまでの流れに無理があれば、最終的には単なるクローゼット扱いになりかねません。

廊下型のWICも、目的を決めずに設けるとデッドスペース化しやすいので注意しましょう。

もう一つ気をつけたいのが、換気・湿気の問題です。

外壁に面しない内部空間は窓が取りにくく、換気扇や24時間換気への接続が必要になります。

後付けは工事費が増えてしまうため、設計段階での確認が欠かせません。

設置場所を決めるときは、「毎日何回通るか」を基準に考えると、使われない収納になりにくくなります。

図面だけでは分からない「仕様と変更できる範囲」

間取り図に「WIC」と書かれていても、通路幅・棚の奥行き・ハンガーパイプの段数・窓や換気扇の有無までは読み取れません。

気になるプランが決まったら、図面に出ていない項目を打ち合わせで確認しましょう。

サンワ開発のプランには、WICを別の用途に変更できる実例がいくつもあります。

WICをウォークスルーにする(回遊動線とたっぷり収納の家)、WICを書斎にする(同プラン)、WICを趣味部屋にする(玄関から各部屋と繋がる家)、WICを土間収納にする(35坪の高コスパプラン)、書斎をファミリークローゼットにする(大きな和室と書斎も備えた充実プラン・来客時も便利な客間の4LDKプラン)、こうした変更が可能です。

変更の可否と価格は、分けて確認しておくと安心です。

まとめ:近いWICの間取りを見つけて、図面で確認しよう

この記事のポイント
  • WICは「人が入れる大容量収納」
  • 間取りは「形・場所・広さ」の3要素をセットで考える
  • 15件の実物から、寝室まわり型・動線型・分散型の3パターンが見える
  • 「誰が・何を・どれくらい」から条件を絞り、近いプランをURLで確認する
  • 通路幅や広さのバランスに注意し、図面に出ない項目を打ち合わせで確認する

WICは、人が中に立ち入れる大容量の収納スペースです。

レイアウト・設置場所・広さという3つの要素は、間取り全体とセットで考えることが欠かせません。

今回紹介した15件の実例からは、寝室のそばにひとつだけ置く標準的な形、帰宅動線やお出かけ前に使う形、1階と2階に分散させる形という3つのパターンが見えてきました。

まずは「誰が・何を・どれくらい」を自分の言葉で整理し、形・場所・広さの候補を絞り込んでみてください。

そのうえで近いプランをURLで確認し、通路幅や他の部屋との広さのバランスに気をつけながら、図面だけでは分からない仕様や変更できる範囲を打ち合わせで確認しておくと安心です。

サンワ開発のWICのある間取り一覧は公式サイトで確認できます。

気になるプランが見つかったら、間取り選びの相談もお気軽にお寄せください。

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